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介護職の離職率

<介護労働調査>5人に1人離職 4割以上が就業1年未満
(毎日新聞 - 08月13日 21:21)
介護職場では年間で5人に1人が離職し、その4割以上が就業から1年未満だったことが
財団法人「介護労働安定センター」の介護労働実態調査で分かった。介護職場では
給与が低水準、福利・厚生が不十分などの問題が指摘されているが、「今の介護報酬では
十分な賃金が払えない」などの悲痛な訴えも多数寄せられた。
1事業所あたりの平均従業員数は30.5人で、正社員と非正社員がほぼ半々。
従業員の平均勤続年数は4.1年。過去1年間の離職率は20.3%で5人に1人の
割合となっている。このうち就業から1年未満の人は42.5%を占めた。
1年間の離職率はホームヘルパー以外の介護職(24%)の方が
ホームヘルパー(15%)より高かった。
平均月給は21万3837円で、ケアマネジャー(26万62円)、
看護職員(25万3266円)は比較的高く、ホームヘルパー(19万1250円)、
ホームヘルパー以外の介護職(19万3663円)は20万円を下回った。 【柴田朗】
《部分的に抜粋》

前から現場では切実な問題で、今更という感じがする記事ではありますが…。
1年未満の離職が多すぎですね。
でも、それも勤務条件を考えてみたら、当然という感じがします。
慢性的に人手が足りない職場で、研修もゆっくりさせてもらえず
いきなり一人で何でも対応しなさい、と言われ
人の命を預かる仕事なだけに、ミスも決して許されない。
さらに、高齢者と楽しく関わりたい、と思って入る人ほど
現場のバタバタぶりに、じっくり話も聞いてあげられないことに
ジレンマを感じると思います。
その辺りは、経験さえ積めば余裕の持ち方も分かってきますが
最初の2年は無我夢中になっちゃいますからね…。
結果、自信をなくす人、ゆっくり関われないことに失望する人、
ハードな仕事に体を壊す人…。
いろんな形で辞めていくわけです。
そして、現場は介護報酬で人を雇うために、
極限まで人員が削減されているので
どうしても、精鋭部隊が求められてしまいます。
もっと余裕があれば、この人の良さを活かしてもらえるのに…
という方でも、全体を統括して、かつ事故なく利用者さんのニーズを満たせる人材、
となると厳しくて、続けてもらえなくなる場合も多々あるのではないかと思います。
施設介護の離職については、このような理由ではないかと私は推測しています。
ホームヘルパーは意外に離職率低いですし。
これは時間で働けるのもあるし、施設のように集団介護ではないので
判断が自分ひとりになることがある、というリスクもありますが
比較的、ゆったりと利用者さんに関われるというメリットも大きいです。
給与面では、ケアマネジャーは金額は良い方だと思いますが
課せられる仕事が何でも屋的で、とても精神的に大変な仕事だ、と
経験している人からはよく聞きます。
楽な仕事はないですが、これからどんどん増え続ける利用者さん達を
支えていけるような体制作りは、どうすればできるのでしょうか。
やる気のある人が現場を離れる…。
賃金が安いから、というのももちろんですが、職場環境の劣悪さも
かなり拍車をかけていると思います。
まずは、この離職率の高さをどうにかしないと
「1年中、定数に職員数が達したことがない」という状態では
ますます、職場環境は悪くなっていきます。
介護報酬のみで経営しろ、というのが、無理な話のような気がするのですが…。
国は介護にお金をこれ以上かけるつもりはないみたいですが
これから、増えていく一方の高齢者の方々がどうなるのか、
不安でいっぱいです。
お金を貯めておいて、有料老人ホームを利用するか、
とにかく入れるまでは、介護地獄の中、家族で踏ん張るか…。
おかしい、介護保険って、家族で頑張るためではなく
サービスを活用して、介護を社会が担うために作られたはずなのに。
介護の話を聞くたび、ため息が出てしまいます。

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