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原爆忌に思う

62回目の原爆忌。
今年は核問題に対する政府の発言が物議をかもし、
広島も長崎も、いつになく平和への思いを強くした
原爆忌だったのではないかと思います。
私自身は広島や長崎に身内はいないのですが、
小学生の頃に読んだ「はだしのゲン」
そして、中学の時の平和教育で、原爆や戦争に対しては
幼い頃からいろいろ考えさせられてきました。

よく、「原爆投下がなければ、もっと犠牲が出ていた」
という話を聞きます。
広島・長崎の悲劇があって、戦争を先導していた日本のトップは
「もうだめだ」と諦め、ポツダム宣言を受諾した、と。
確かにその通りなのだと思います。
ただ、それが「仕方がなかった」のかどうか、と言われたら
私は、被爆された方達にとって、「仕方ない」などということは
ひとつもないと思います。
命を落とした人もいる。ひどい傷を負った人もいる。
だからこそ「No more Hirosima,Nagasaki」なのです。
「仕方ない」のは、原爆が使われたことではなく、
そこまでしないと分からなかった、日本政府の愚かさであり
犠牲になった方の命は、帰ってきません。
田中芳樹の「銀河英雄伝説」で、
ミラクル・ヤンと呼ばれたヤン・ウェンリーは
戦況がとても悪くても、生還できることで名を馳せました。
しかし、こんなエピソードがあります。
ヤンのもとに、戦死した兵士の母親から手紙が来て
「貴方も殺人者の仲間だ」と言われて、ヤンは落ち込みます。
その時は大敗したにもかかわらず、ヤン艦隊だけは
7割の兵士が生還していました。
それでも、人の命は数字ではない、ということです。
全体を見ることを意識しすぎると、このような弊害が出ます。
今回の「仕方がなかった」も、全体を見ればそうでしょうが
ひとりひとりの、かけがえのない生命を考えたら
決して、そのようなことを言うべきではないと私は思います。

広島も、長崎も、戦争も、遠い過去の出来事になりつつあります。
しかし、同じ悲劇を繰り返さないために
平和への祈りの気持ちは忘れずにいたいと思った原爆忌でした。

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