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介護のベース ⑥疑似体験の大切さ

週一連載シリーズ「介護のベースになること」です。
介護のベース ①介護する上で絶対必要な支柱
介護のベース ②全体を見ること、個を見ること
介護のベース ③優先順位とポイントをつかむこと
介護のベース ④意識的な下地 その1
介護のベース ⑤意識的な下地 その2

介護のベースになること、最終回です。
ラストは疑似体験の大切さについて。

私が学生の頃、自分は五体満足なのに、障害のある方の思いを
理解していますよ、というととても傲慢に思える、ということで
随分悩んだことがありました。
それに対する答えは「貴方の痛みは貴方のものだけど、
それでも自分は貴方の力になりたい」ということを核として
心の中に持って、伝えていくことであって、同じ障害を得ることではない、
ということでした。痛みを完全に理解することはできなくても、
理解しようという思いが伝わることが大切、ということです。
今でも、自分が「分かったフリ」をしてしまっていないか、
そう相手に伝わってしまっていないか、時々我が身を振り返るようにしています。

さて、それを前提として。
介護される側の思いというのは、介護する側の私達には計り知れないものがあります。
しかし、相手の立場を慮る、相手の思いを汲み取ろうとすることで
少なくとも、相手が心地よく介護を受けられるかどうか、という点は
変わってくると思います。
先日、新人研修で私が実際に受講者にやってもらったことなのですが、
自分がギャッジベッドに寝て、ギャッジが上がるとどんな感じがするか
体験してもらうことでした。
意外に背中がつっぱったり、姿勢が悪くて食欲が沸かない感じがしたり、
そういうのが実感として分かるという点で有益だったと思います。
私も自分が介護技術を勉強した時、ミキサー食のからあげやマカロニサラダを
食事介助を受けて食べたことがありましたが、美味しいと思えませんでした。
特にオレンジジュースのトロミアップは最悪の味でした。
今のトロミアップは当時のものよりは、少し改良が加わっていると思うので
味も大分ましになっているのではないかと思いますが、
こういうのを実際に体験してみると、自分の感覚として頭に残るので
相手をいかにして快適な状態にできるのか、自然と考えていけるようになると思います。

今は人に対する想像力の欠如が言われる時代ですが、介護分野においては
この想像力が欠けていることは致命的です。
第一回目にも書いた事例ですが、帰宅願望の利用者さんが、
何度も何度も同じことを訊くと本当にイライラします。
しかし、相手にとっては「今、初めて聞こうとしているし、分からないから不安」なのです。
それが分かっても、何十回も訊かれればうんざりするのは確かだと思いますが
少なくとも、怒鳴るような対応はなくなるだろう、と私は思っています。
だから、想像力を働かせられるようにアンテナを敏感にしておかなければいけませんし、
想像力といっても自分が体験したことのないことだと難しいから
疑似体験をしてみると効果がある、ということなのです。
介護の仕事を目指している人は、ぜひ車椅子体験や街のバリアフリー体験、
食事介助を誰かから受ける、といったことをしてみて下さい。
きっと自分が思ってもみなかったことで不快を感じるに違いないですから。
そういう感覚が大切なのです。

今回でベースになることについての説明は終了です。
次からは、介護の専門性を検証していきたいと思います。

JASRACイベントでのサイキックラバー☆

少し前の話になってしまいますが、7/27に調布グリーンホールで行なわれた
「JASRAC 夏休み音楽会2005-みんな大好き!アニメ音楽-」に行って来ました。
お目当ては我らがサイキックラバー!
ライブレポはこちらに掲載されていますので、全体の様子を知りたい方は
そちらをお読み下さい。
というわけで、ここではサイラバをフィーチャーしてお送りします。

人気アニメ主題歌コーナーでは、調布の小学校でのアンケート結果により、
人気上位10曲をSaliaとサイキックラバーが歌いました。
全て1番だけだったのがちょっと残念でしたけど、こういう試みは
サイラバにとっても勉強になったのではないかと思います。
まずはYOFFYさんが「魔法戦隊マジレンジャー」
高いところも綺麗に出ていましたし、声質もバッチリYOFFYさんに合っていて
良かったと思います。
次は金色のガッシュベル!の「見えない翼」これは谷本貴義さんの曲ですね。
YOFFYさんがこういうロックっぽい曲を歌うのってカッコイイです♪
NARUTOの「ノーボーイ・ノークライ」この曲もノリノリでした。
慣れていない曲を歌っているのに、YOFFYさんはしっかり自分のボーカルスタイルで
歌い上げていて、素晴らしいな、と思いました。
そして「ウィーアー!」です。YOFFYさん自身が何度も、だにぃ~が歌うのを
聴いているわけですが、YOFFY版「ウィーアー!」パワフルで爽やかで、
すごく良かったと思います。
サイキックラバーオリジナル曲では、もちろん特捜戦隊デカレンジャー!
JOEさんのギターが炸裂☆やっぱり何度生で聴いても飽きないほどカッコイイです。
YOFFYさんは舞台から降りてパフォーマンスもしていました。
ここで、JASRACのお仕事の説明。著作権についての講義がありました。
その時はサイラバのお2人もトークに参加。さりげない一言がツボで
何度も爆笑してしまいました。おかげで説明が分かりやすくなっていましたよ。
2004年にJASRACでもっとも使われた曲では、YOFFYさんが
「CHA-LA HEAD-CHA-LA」を歌いました。これは1番だけでなくほぼフルコーラス。
私もドキドキしながら見守りましたが、さすが影山さんの生歌を
聴き込んでいるだけあって、力強く、熱く歌い上げてくれました。
YOFFYさん、頑張った!って感じでした。
第二部の懐かしのアニメ主題歌メドレーでは、「お母さん世代」が子どもの頃に
夢中になったアニメの主題歌がピックアップされていました。
YOFFYさんが「ゲゲゲの鬼太郎」を歌ったのにはビックリしました。
かなりキーの低い曲なので、大変だったんじゃないかな。
でも歌いこなしていました。感動しました。
「THE GALAXY EXPRESS 999」すごく好きな曲なので、
これもYOFFYさんの声で聴けてすごく嬉しかったです。
YOFFYさんは英語の発音が綺麗です。
ラストは出演者全員による「世界にひとつだけの花」でした。
歌い手のメンバーが舞台から降りて、客席の人にマイクを向けていました。
小さな女の子が一生懸命歌っていて、とても上手でした☆
というわけで、大人も子どもも楽しめる、素晴らしいアニソンイベントでした。
こういうイベントにサイラバが出演するのが嬉しいです。
アニソンは本当に素晴らしい楽曲なのです。子ども達に夢と希望を
与える力を持った歌なのですから。
きっと、YOFFYさんやJOEさんが子どもの頃憧れた歌も、
今回含まれていたのではないか、と思いました。
惜しかったのはJOEさんの出番がもう少しあればなあ。
でも、なにせ今回のバンドメンバーがまた豪華だったので、きっとお2人にとっては
それもドリームな出来事だったと思います。
こうして、ひとつひとつ、素晴らしい活動を積み上げているサイキックラバー。
これからも末永く応援していきたいな、と思っています。

介護のベース ⑤意識的な下地 その2

週一連載シリーズ「介護のベースになること」です。
介護のベース ①介護する上で絶対必要な支柱
介護のベース ②全体を見ること、個を見ること
介護のベース ③優先順位とポイントをつかむこと
介護のベース ④意識的な下地 その1

介護ブログ第5回です。またまた更新遅れましてすみませんでした。
今日は、介護の下地となることの第2回です。
「いい加減な仕事をしないという責任感」と「その人の障害だけを見るのをやめる」
ということについてお話ししたいと思います。
ものすごく当たり前の話なのですが。
「いい加減な仕事をしない」これは、どんな仕事にも通じると思いますが、
お金をもらって仕事をしている以上、その人は「プロ」です。
プロであるからには、自分の技術に責任を持って、サービスを提供する必要がありますし
常に、自分の技術のレベル維持・向上に努める必要があります。
とはいえ、私達は人間ですから、その日の体調や精神状態によって
多少の振れ幅は出てしまうことがあるかとは思います。
また、利用者さんとの相性の問題もあるでしょう。
しかし、それを言い訳にせず、いかに振れ幅を小さくして日々の仕事をこなすか、というのが
本当の専門職、プロであると思います。
これについては、厳しいようですが、入りたての新人であろうが、
何十年も勤めて来たベテランだろうが、利用者さんには同じように求められます。
慣れないから上手く出来ない、というのはあったとしても、
慣れないから出来ない、というのは現場では通用しません。
その方の生活を支えているわけですから、利用者さんにとっては
まさに日々の生活がかかっているわけです。
技術がつたなくても、一生懸命やっていれば、その心は伝わります。
しかし、技術が高くても、責任感のない人の態度もすぐに伝わります。
誠意のない態度が一番、利用者さんにとって悲しい対応ですし、サービスとして最低です。
なので、私は「いい加減な仕事をしない責任感」はすごく大事だと思います。
蛇足ですが、「良い加減」を追求するのも、別の意味で大切なことです。

もうひとつの「その人の障害だけを見るのをやめる」ですが、
介護のサービスを利用されるお客様は、何らかの障害を持っていらっしゃる方です。
身体的であったり、精神面であったりしますが、そのことにより、日常生活を営むのに
援助が必要だから、サービスを利用されているわけです。
しかし、だからといって「普通とは違う人」と思って対応するのは良くないことです。
例え認知症で、短期記憶がうまく働かなくなっていたとしても、
その方の優しさや出来ることを活かす対応というのは必ずあります。
ノーマライゼーションの考え方で、その人が障害を持っていても
障害のない人と変わりなく生活していける環境を整える、というのが
ありますが、まさにそれという感じがします。
住環境を整えること、そしてその中での生活を支えること、
それらを提供するのが社会福祉であり、介護であると思います。
そのためには、ケアマネジャーや福祉住環境コーディネーター、医師、看護師、
保健婦などいろいろな専門職の参加が必要になってきますが、
出来上がったプランにのっとって、実際にサービスを提供していく上での
キーになるのは、介護職です。
利用者さんの障害を把握することは大事ですが、同時にそのことだけでなく、
利用者さんの健康な部分にも目を向けていってほしいです。
とっても大変なことですけどね。日々の業務があると、どうしても
そこまで手が回らないことも多いですし。
しかし、このブログで今書いているのは、「このことは忘れないで
介護に臨んで欲しい基本」なので、意識のどこかには置いて欲しいな、と思います。

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