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裁判員制度

このブログを読んで下さっている皆様も、今度から行われる「裁判員制度」については
耳にされたことがあるのではないかと思います。
先日、こんなニュースが流れていました。
裁判員制度、7割が「参加したくない」…内閣府調査(読売新聞)
「有罪・無罪の判断が難しい」「人を裁きたくない」という回答を見ると、
私も共感するところが大きいです。人が人を裁くことができるのか?
という疑問が、私にはあるので、司法関係の仕事はできないなあと
つくづく思います(それ以前に頭もまったくついていきませんけど…)。
しかし、この記事を読んで、裁判員制度に関して改めて調べてみると、
意外に自分もこのことについて、知識が浅いということに気づきました。
まず、すべての裁判がこれに当たるのではないということ。
最高裁判所HP「裁判員制度について」 で勉強してみましたが、
意外と少ないのですね。全体の4%程度です。
「一つの裁判で4人の裁判員が参加した場合、年間約1万1000人の裁判員が
必要となり、政府の司法制度改革推進本部の概算に基づくと、150~200人に
1人が生涯に一度は裁判員を経験することになりそうだ。(毎日新聞 2004年1月10日)」
裁判員候補者名簿に載る確率は高くても、実際に裁判に呼ばれる確率は
一生に一度、あるかないかなのですね。
また、裁判員制度というのは、陪審員制度とは大分違っていることも知りました。
陪審員制度というと、「十二人の怒れる男」を思い出します。
陪審員制度は、陪審員のみで有罪か無罪かまでを議論しますが
日本がこれから導入しようとしている、裁判員制度は、裁判官+裁判員が合議して
事実関係を検討していく方式になるようです。
つまり、素人だけで判断させるわけではない、ということです。
ただ、最高裁判所のHPに書いてある「あなたの意見は、裁判官と同じ重みになります」
というのを読むと、うーん、自信が…と急激に不安になることも事実です。

私個人の意見としては、この制度を導入することで、司法という閉ざされた世界に
国民の関心が、少しは向くようになるのではないか、と思います。
しかし、正しく判断するためには、裁判に関わる膨大な資料を読まなくては
ならないのではないか?ということや、まとめていく裁判官の負担も
大きくなるだろうな、という心配もあります。
メリットとしては、素人だからこそ、裁判官というプロが見えなくなっていることを
指摘できることもある、ということでしょうか。でも、それはあくまでも
「そういうこともある」ということですけどね。裁判員に選ばれた人の意気込みというか
その人がそれをどう捉えるかによっても、大分変わりそうです。
それこそ、「呼ばれただけだから、こんなにたくさん資料なんて読んでられないよ」
という考えの人も出てくるかもしれませんし…。
まあ、何か新しいことを始める時には、メリットとリスクはあって当然なのですが
ものが裁判、人の生死にまで関わる事柄なだけに、慎重に導入して欲しいと思います。

私は、「逆転裁判」というゲームは大好きなのですが、あれはあくまでもゲームだから
楽しめるのです。実際の裁判はゲームではないので、自分の発言に責任を持って
意見を言う必要があります。それを考えると、「裁判員制度」という形での、司法参加が
果たして、国民にとって良いことなのかどうか、ちょっと考えてしまいます。

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コメント

うーん。この件に関しては・・・お国のかっこつけ、と思ってしまうのですよ。いかにも国民の意見を取り入れます風にして。
実際のところ、素人の判断なんて重要視するわけもないや。

そうですねえ。裁判官の方々からすれば、余計な仕事も増えて
かえって困るのでは?と思うのです。
私はPさんと逆で、素人の判断も同じ重みを持つ、というのだったら
本当に怖いことだし、責任も重いなあ、と思ってしまうのです。
でも呼ばれたら拒否できないわけですしね…。
やっぱり、始める前にもっと検討してほしいな、と思います。

この制度の問題点は多々あるのですが、万が一自分が指定された時に果たして誰が守ってくれるんかいな?という疑問が大きいですね。裁判中は良いとしても、その後のお礼参りとかないと言い切れますか?職業裁判官と一般人の違いって物凄く大きいものだと思うのです。増して、人を云々することになれていない日本人にとっては。まずは司法関係者からと限定して始めるべきと思うのです。例えば司法試験合格者や大学教授などね。

>ふじーさん
お礼参りのことは、どこかでも議論されていたと思います。
私も、守られる保証がないのは怖いです。
限定して行なうことも、どこかで提案されていましたが
結局、それでは偏りがあるのではないか…?ということでした。
でも、本当にやる気ないヤツばっかり集まってしまったら、
とんでもないことになりますからね。制度として確立するまでに
かなり検討するべき点があるように思うのです。

はじめまして、僕は裁判員制度に反対です。政治家、マスコミのほぼすべてが賛成して法律ができてしまいました。これは21世紀の召集令状です。日経ビジネスAssocie(5.17)に初めて、マスコミによる批判的記事が出ました。

TBありがとうございました。
憲法記念日に寄せての、最高裁長官の会見でも
「参加しやすくなるような広報活動を行ないたい」とのことでしたが
そういう問題じゃないというところが、どうも国民と裁判所の間で
平行線になっている感じがします。
このまま思考されたら本当に怖いです。

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平成21年(2009年)6月初旬 ニュースで「殺人事件の容疑者が逮捕されました。 [続きを読む]

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