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医療・介護事故を防ぐには?

ブログ以外の場所で、知人が医療事故のことを書いていたので、私もコメントしました。
昨日の夜もニュースを見ていたら、こんな記事を見つけました。
@nifty:NEWS@nifty:気管に栄養剤、女性患者死亡…千葉の循環器病センター(読売新聞)
私は医療の現場ほど、厳しくはないですが、それでも人の命を預かる
「介護」の現場に勤めていました。
なので、自分のミスが即、人の命に関わるかもしれないのだ、という緊張感は
常に持ち続けていました。
「間違えました。次から気をつけます。ごめんなさい」ではすまないのです。
もちろん、どんな仕事でも、ミスは許されるものではなく、命に関わらなくても、
納期に間に合わなかったことで、取り返しのつかないことになることも多数あります。
だからこそ、「仕事」は遊びではない、とつくづく思います。

話を戻して、医療事故の話。
最近、医療事故やミスのニュースがよく報道されるのは、増えているから、というよりは
隠蔽がなくなってきたから、ということも大きいと思います。
インフォームド・コンセントなどの動きを通じて、
ようやく、病院もオープンになってきたな、と感じます。
以下のサイトの座談会を読むと、現場の苦悩も伝わってきます。
医療ミスどう防ぐ 現場担当者匿名座談会
薬の間違いは日常的、なんて聞くと恐ろしいですよね。
ただ、私自身、介護の現場では、ろくに仮眠も取れない状態で16時間働き続けて
朝の投薬をしていると、頭が朦朧としていることもありました。
そういう、厳しい勤務やギリギリの人員配置を問題にしないまま、
ミスだけを撲滅させようというのは、どだい無理な話のようにも思います。
しかし、ミスを減らすためのいろいろな工夫は、
考えていかなくてはならないことだと思います。
一度起きた事故の原因を、徹底的に検証したり、
マニュアル化したりすることも必要だと思います。
一方で、それを浸透させる大変さというのも、私は今までいやというほど味わってきたので、
いたずらに何でもマニュアル化すれば防げる、というものでもないことは、
十分理解していますけどね。

リスクマネジメントを考える時、いつも感じるのは、とにかく病院や施設で働く人は、
シフトで動いているがゆえに、情報を共有しようとするあまり、情報量が
膨大になってしまう、ということです。
全部大切だからこそ、皆に伝えようとするのですが、それによって一番大切なところが
伝わりにくくなる、という矛盾に陥ってしまうのです。
私が考えたのは、情報は主に下記の3つに分類できます。
1.命の危険に即、つながるもの(例:薬のミスなど)
2.命の危険には直結しないが、判断を誤ると相手に苦痛を伴う結果につながるもの
(例:オムツ交換失敗→皮膚トラブルなど)
3.上記2つには当てはまらないが、きちんとした対応をしないことで、信用を失うことになるもの
(例:本人や家族からの希望)
医療事故や介護事故は、もちろん1番に関するものになるので、まずはこのポイントを
持つものから完璧に浸透させ、次の段階に進む必要があるのかなあ…。と思います。
とはいえ、2や3も決してないがしろに出来るものではないので、
ここが難しいところなのですが。

医療事故には、いろいろな要因が絡んでいることが多いので、なくしたいと思いながらも、
なくすための難しさも痛感してしまうところです。

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コメント

ミス=ヒトの命。
それだけの重たい仕事ですよね。
Pは血液検査の仕事をしていたことがあり、そのときに慎重さが培われました。
ピペット1本ずれただけで、検体が混ざり、検査結果が正しくないデータになってしまいますから。
検査の場合はミスが分かったら再検査もできますが、血液をそうそう抜けない患者さんもいらっしゃるので、血液は貴重です。
ミスに気づかなかった場合は、本当に命に関わります。
ミスをミスと認識できることが、まずは第1歩なのかしら。

個人的には、危機感を常に持ち続ける事が難しそう。
常に緊張状態を強いられて、人手が足りない状態で冷静で居られるわけがない。
そうなるとゆうづつさんが仰るとおり、優先順位をつけて行かざるを得ないけれど、
優先順位をつけるにはそれなりの経験も必要でしょうし…。
悩ましい話ですね。

血液検査の結果が間違って出てしまったら大変です。
即、命に関わらなくても、それによって誰かの人生が
大きく変わってしまうこともあるかもしれません。
だから、どんな仕事でも責任はあるのですよね。
ミスをミスと認識する…それが一番勇気のいることだと思います。
どんなことをしたらミスで、そうならないためにどうするか、
と考えることが大切かなあ、と。

>ふじーさん
確かに…優先順位を間違って転倒事故につながるケースって多いです。
危機感を常に持つのも相当つらいことですよ。
ですが、介護スタッフの中には「いざとなれば看護師さんに
指示を仰げばいいよね」みたいな考えの人も
皆無ではないので、そういう意味では緊張感が足りません。
でも、そういうのは、どうしたら解決するのか…。
非常に考え込んでしまいます。

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